廃電車

新聞の広告欄で見た本が気になっていまして、図書館で借りてきました。

廃電車レクイエム―昭和の空地にあった不思議なのりもの

• 作者: 丸田 祥三
• 出版社/メーカー: 岩波書店
• 発売日: 2008/08
• メディア: 単行本

丸田祥三という写真家の作品が、どのようなものなのかは以前から知っていました。
宮脇俊三さんの「鉄道廃線跡を歩く」に載っていたからです。
廃墟、廃線を耽美的に撮影する写真家です。

鉄道廃線跡を歩く JTBキャンブックス

• 作者: 宮脇 俊三
• 出版社/メーカー: JTB
• 発売日: 1995/10
• メディア: 単行本

ところが、私は丸田祥三作品写真集は見たことがないので、初めて手にとってみました。
この本は、都電や横浜市電など、空地や公園などに置かれていた路面電車の写真集です。

主に昭和40～50年代にかけて撮影した写真で、詳しい場所については書かれていないのですが、私が知っている場所もいくつかありました。

私は以前横浜に住んでいました。私が生まれた時には、既に横浜市電は廃止となっていましたが、市電の廃線跡を自転車で辿ったのは楽しかったです。昔ながらの横浜の町だからです。

横浜市電の車両が六角橋の交通安全センター内にある交通公園に保存されているらしい
と知って、見学に行ったのですが、公園閉鎖につき、見学できませんでした。
木の間から、それらしいものは見えたのですが、撮影できなくて残念な思いをしたことを思い出しました。
でも撮影できたとしても、保存状態はどうだったかな。

この車両の写真も載っていました。

あと、野毛山動物園にも横浜市電の保存車両がありますね。

キレイに保存している横浜市電の保存車両を見学するなら、磯子区の横浜市電保存館へどうぞ。
鉄道模型パノラマの規模が大きいよ。



横浜市電保存館スタンプ　2000年

タグ：丸田祥三 横浜市電